私は購入する銘柄を決める際、その会社のビジネスモデルがストックビジネスかどうかを一つの基準にしています。
というかもし完全なフリービジネスの会社であればほぼ購入しなくなってきました。
それほどストックビジネス銘柄というのは長期投資に向いているだと感じています。
ストックビジネスって何?
具体的には会員ビジネスがそれにあたります。
出典:https://www.a-t-company.jp/know-how/detail11/
結果にコミットするで有名なライザップなどが典型的な例と言えますね。
例えばライザップ会員一人当たり10万円の収益が見込めるとします。
仮に1年辺り100名の会員が入会したとすると、
総収入は、
100名×10万円=1,000万円です。
次の年も同じように100名入会した場合の総収入は、
(100名+100名)×10万円=2,000万円。
1年単位で見ると同じだけの労力(新規会員の獲得)しかかけていないのにしていないのに、収入は2倍になりました。
このように過去に築いた資産(ライザップの場合は会員)がずっとお金を生み出し続けてくれるビジネスモデル。
それがストックビジネスです。
それにこのブログだって立派なストックビジネスです。
私はサラリーマンをしているので、多くても月に15記事足らずしか書けませんが、過去に書いた記事達が私が遊んだり寝てたりしている時も、せっせとPVや広告収益を稼ぎだしてくれています。(私の場合はPVも収益も微々たるものですが)
なぜストックビジネス銘柄は長期投資に向いているのか?
例えば家を売って売上高や利益を稼いでいる不動産会社の場合、家が売れれば大きな金額が入りますが、全く売れなければゼロです。
まさに0か100かの世界。
なので例え去年順調に販売できたとしても今年はどうなるかわかりません。
つまり先の業績が読みにくいということです。
しかしストックビジネス銘柄は違います。
先ほどのライザップの例で考えると、例えその年の新規会員がゼロだとしてもライザップの売上がゼロになることはありません。
なぜならそれまでにせっせと積み上げた会員たちが着実に利益を上げ続けてくれるからです。
よっぽどの不祥事でもない限りライザップ会員が一斉に退会するなんてことは無いでしょう。
このようにストックビジネス銘柄は、前者の不動産会社のようなフロービジネスの会社に比べて業績が急激に悪化する可能性が低いと言えます。
それに月次で会員数等を発表している会社もあるので、売上の見通しを立てやすいのもメリットの一つと言えるでしょう。
具体的なストックビジネス業界
思いついたストックビジネスの業界をいくつか挙げてみました。
●クレジットカード
●携帯電話(スマホ)
●塾
●メンテナンス等のアフターサービス
●スポーツジム
●駐車場やカーシェア
この辺りでしょうか?
これは私も株式投資を始めてから知ったことなのですが、メンテナンスなどのアフターサービス企業も顧客とメンテナンス契約して顧客を抱え込んでいるので、ストックビジネスに入るんですよね。
私もメンテナンス銘柄(6044 三機サービス)と駐車場銘柄(4809 パラカ)を保有しています。
小売や外食銘柄もストックビジネスになり得る
一見完全なフロービジネスである外食や小売り銘柄ですが、私としてはまだ時価総額小さな初期の内はこんな銘柄もストックビジネスとしてみなせると考えています。
なぜならまだお店を全国展開していないうちは、店舗数が増えていくからです。
既存店の売上が一定に保っていれば、自然とお店が増えるにつれて売上、利益ともに増加していきます。
この場合は店舗が資産となってきます。
このロジックで私はホームセンター銘柄の3546 ダイユーHDを保有しています。
ストックビジネス銘柄の欠点
こんな素晴らしいストックビジネス銘柄ですが、唯一保有するデメリットを挙げるとするならば、急激な業績の拡大が見込みにくい点ぐらいでしょうか。
例えば私が保有している駐車場経営のパラカも、翌年に駐車場の数が今の倍になることはまずないでしょう。
ストックビジネス銘柄を利用してほったらかしポートフォリオを作る
一応欠点も書いてみましたが、やっぱり私はストックビジネス銘柄が好きです。
不況にも強く人々の生活に欠かせないビジネスであれば、安心して保有することができるので、私のような兼業投資家がすることは日々の種銭集めに集中し、ひたすら株を買増すことだけです。
日々の株価に一喜一憂することなく5年、10年ほったらかしにしても安心。
そんなポートフォリオを構築したいものです。
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