四季報って呼んだら具体的にどんなメリットがあるんだろう?
注意点は何?
こんな質問にお答えします。
ちなみに私は今絶賛四季報(夏号)と挌闘中です。
1日に100ページのペースで読んでいるところですが、読破まであと少しのところまできました。
購入するタイミングが遅かったことを反省。
今度は発売してすぐ買います。(ちなみに四季報の発売日は、3、6、9、12月です。)
そもそも買うのが遅れた要因として、
・読むのが大変
・本当に魅力的な銘柄が見つかるのかな?
こんな気持ちが自分の中にあったからに他なりません。
しかし、今回読んでみて改めて四季報を読む大切さに気付かされました。
この記事では、私が実際に読んでみて感じたメリットや参考にする際の注意点についてまとめていきたいとおもいます。
株式投資家が絶対に四季報を読むべき理由
割安な銘柄が見つかる
四季報を読むことで、思わぬ割安銘柄を見つけやすくなります。
なぜなら四季報の全ページに目を通せば、上場会社全ての情報に触れることができるからです。
ちなみに私は、
・増収増益が続いているか
・時価総額が安いか(できれば100億円以下)
・割安か(PER10倍台前半以下)
・今後も持続的な成長が期待できるか
この辺りを重視して銘柄を選んでいます。
この銘柄欲しいけどまだPER的に少し高いなー
こんな理由で購入を辞めたことはありませんか?
そんな銘柄を久しぶりに見ていると意外と安くなっていたりするものです。
私が最近購入した翻訳センターも、まさにそんな銘柄でした。
気になった銘柄があってもいつの間にかその存在を忘れてしまって放置していることはありませんか?
四季報を読んで全銘柄に触れれば、そんな忘れていた銘柄も改めてチェックすることが可能です。
ただ一度上昇して再び下落してきた銘柄については、必ず理由があるはずなので、購入前にはしっかりと分析を行いましょう。
もしかしたら、アナタが以前魅力的だと思っていた会社とは状況が違っているかもしれません。
オリジナルの購入候補リストができる
四季報を読めば、自分専用の購入候補リストを作ることができます。
なぜなら四季報を読めば、膨大なデータを一気に目を通すことができるからです。
欲しいけど少し割高だな、でももう少し下がってきたら買いたい。
こんな銘柄を全て証券口座のお気に入りページに入れてください。
そうすれば次からイチイチ四季報を見なくても、スマホで証券口座のお気に入りを見るだけで「自分専用購入候補リスト」の完成です。
あとは定期的に株価をチェックして、割安なタイミングまで下落してきたら買いを入れればOK。
いちど候補リストに入れておけば、後は下落するまで待ち伏せていればいいんです。
私のような資産100万円程度の投資家の方であれば、30~40銘柄もあれば十分でしょう。
四季報は3ヶ月に一度発売されるので、そのつど購入候補リストも更新しましょう。
全銘柄に目を通すことができる(有望株の見落としが防げる)
先ほども書きましたが、四季報を読めば全銘柄に目を通すことができます。
なぜなら四季報には上場企業全ての情報が網羅されているからです。
このメリットはかなり大きいです。
SNSや雑誌、証券口座のスクリーニング機能等を利用し、銘柄探しをすることもできますが、それだとどうしても自分の好みが出てきますよね。
しかし四季報によって強制的に情報が入ってくることによって、今まで興味がなくてリサーチが疎かになっていた分野の有望銘柄にも出会いやすくなるんです。
これはヤフーニュースと新聞と同じ関係です。
ヤフーニュース ⇒ 気になった情報だけ見る
新聞 ⇒ 興味がない情報も強制的に見させられる
どちらのツールも一長一短がありますが、新聞には「興味が薄かった分野の知識も深まる」
というメリットがあります。
四季報もこれと同じです。
証券市場には資金調達をするために、新しい会社が次から次へと入ってきます。
そんな会社も四季報さえ毎回読んでいれば、見逃すことはありません。
既存の会社だけでなく、新しく入ったルーキー企業もまとめて確認しておきましょう。
利用する際の注意点
業績予想はあくまでも予想であることを忘れない
四季報が公表している業績予想はもちろん参考になりますが、あくまで「予想」であることを忘れてはいけません。
鵜呑みにし過ぎると、大きな損失を被る可能性があるからです。
今回三機サービスという銘柄でも、四季報予想より大幅に下方修正が発表されました。
四季報予想がこちら
キレイな増収増益ですよね。
こんな銘柄が欲しい。。。
そして実際に発表された内容がこちらです。
【今期結果】
【来期予想】
今期、そして来期予想も大きく四季報が出している数字と剥離していることが分かります。
ちなみに現在PTSでは900円台にまで下落。。。。
私もつい先日まで保有していましたが、第3Qまでの進捗が良くないことから売却していました。
四季報の数字を信じて持ち続けていたら大損失です。
大事なお金を大きく減らさないためにも、四季報が出している数字は参考程度にとどめておく必要があります。
これまでの進捗状況や会社が置かれている市場環境等を加味し、今後の業績がどうなるかを自分なりに分析しましょう。
全て読む覚悟をもつ
買う前には、「必ず読み切る!」という覚悟を持って購入しましょう。
そうしないと、「買ったけど本棚に放置したまま結局読まない」という最悪のパターンに陥りかねないからです。
読まないなら、最初から買わない方がマシですよね。
正直、四季報を読むのは疲れます。
生半可な気持ちでは、最後まで読み切るのは難しいかもしれません。
でもしっかり活用すれば、株式投資で儲けるための強力な助っ人になるのは間違いありません。
四季報代金約2,000円を無駄にしないためにも、買ったからにはしっかりと活用し、元を取ってやりましょう。(有効利用すれば、ウン十万、ウン百万の価値があります)
発売してすぐに買う
四季報は発売されたら、できるだけ早く買いましょう。
そうすることで有益な情報をできるだけ早く手に入れることができるからです。
私が今回四季報を読んで唯一後悔していることは、購入するのが遅かったことです。
トレジャーファクトリーという銘柄が四季報が発売されたときはPER12倍程度だったので、「これは安い!」と思ってすぐに株価を見たら既にPER15倍程度にまで上昇していたので、買うのを諦めました。
その後上方修正を発表し、さらに株価は上昇しています。
もし発売日当日に購入し、すぐにこの株を買っていたら今頃大きな含み益を手にすることができていました。。。
株価は常に変動しているので、モタモタしていると有望株の株価はあっという間に上昇してしまいます。
割安な水準で購入するためにも、できるだけ早く四季報を購入し、新鮮な情報を手に入れるようにしましょう。
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