こんにちは。
シンノスケです。
今回は私がプレミアグループに投資する理由をまとめていきます。
国内外にオートローンとワランティ(修理保証)を展開するプレミアグループを購入したのは2018年12月。
かれこれ1年半以上保有しており、ポートフォリオの中で一番のベテラン銘柄となりました。
長期投資家を気取りながら1番長く保有している株が1年半とは、どれだけ我慢強く長期投資するのが難しいかがわかります(笑)
当時購入した株価が2,050円(分割後価格)。
昨日時点の株価が1,892円なので、まだ含み損状態です。
(投資実績の記事で見かけ上含み益が出ているのは、暴落後にNISAで買い直したため)

でも改めてプレミアグループという会社を調べてみると、とても魅力的な点が多く、いつも売るのを止めてしまいます。
そこで今回は、「どこに魅力を感じて長期投資しているのか」を具体的に紹介したいと思います。
特に、
・プレミアグループ株を持っていて、売ろうか迷っている方
・これからプレミアグループ株を買おうとしている方
は参考にしていただければ幸いです。
プレミアグループに長期投資する理由
安定したストックビジネス
1つ目の理由は、オートローンというストックビジネスを展開していることです。
なぜなら当期の契約が複数年にわたって利益を上げてくれるため、業績が一気に悪化する可能性が低くなるからです。
オートローンは複数年にわたる分割払いのため、売上、利益の計上もその期間に応じて計上されます。
そのため、例えその年に契約が上手く取れなかったとしても、今まで獲得した契約が業績を下支えしてくれるため、急激に業績が下がることがありません。
コロナのような特殊要因で営業停止に追い込まれたとしても、それなりの数字は確保できるわけです。
不況に強い中古車市場
2つの目の理由は、主戦場が不況に強い中古車市場だということです。
なぜなら、景気に大きく左右されるビジネスだと、中長期的な継続成長が見込みにくいからです。
今回の新型コロナで飲食業界などが壊滅的な打撃を受けている中、2020年4月の中古車の登録台数は前年比95.6%と底堅く推移。(ちなみに新車販売数は前年比86.6%)
出展:http://www.jada.or.jp/data/month/m-u-touroku/
この数字には、私自身もビックリしました。
新車と比較しても中古車市場の強さがわかると思います。
あれだけ自粛生活になっても、中古車を買う人は買うんですね。
特に地方に住んでいる人にとって、車は贅沢品ではなく、必需品です。
車が無いとスーパーに買い物に行くことも大変な作業になります。
無くてはならないモノのため、買わざるを得ないということなのかもしれません。
競合他社が少なくマーケットでの伸びしろが大きい
3つの目の理由は、競合他社が少なく、伸びる余地も大きいことです。
もし参入障壁が低く、どんどんライバルが増えてくる業界であれば競争が激しくなり、企業同士の消耗戦になる可能性が高いからです。
中古車業界は、昔10社程度参入していましたが、過払い金の問題や、行法規制の影響で大きく減少。
その結果、今は4社しかいません。
オートローン市場は始める際に多額のシステム投資が不可欠であり、併せて一定の資本力も必要であることから、簡単に参入できない点もライバルが少ない要因の1つです。
またプレミアグループのシェアは業界内でも10%程度。
同社は独立系で、銀行法などの規制が無く自由なビジネス展開もできるので、まだまだ拡大できると感じています。
海外展開も期待
4つ目の理由は、海外展開にも期待できるということです。
日本だけでなく、世界を舞台にしたビジネスであれば、業績拡大の余地はさらに高くなるからです。
既にタイとバンコクには進出済。
決算説明会によると、タイは9割を日本車が占め、プレミアグループの優位性が高く、業績も順調に拡大しているとのこと。
出展:https://finance.logmi.jp/312789
この調子で東南アジアの他国への進出も期待しています。
キャッシュポジションが有利なビジネスモデル
5つ目の理由は、キャッシュポジションが有利なビジネスモデルだということです。
プレミアグループは債券残高の大半を自社債券でなく「提携ローン方式」で契約しており、
加盟店に車の代金を一旦支払いますが、約10日後には提携先の金融機関から同社に全額が支払われる仕組みとなります。
出展:https://finance.logmi.jp/312789
つまり、「払ったお金がすぐに戻ってくるビジネスモデル」ということです。
そのため多額の現金が必要なく、ローン残高を増やすために多額の借入金をする必要もありません。
また債券には全て保険をかけていて、仮に未回収になったとしても、保険会社が保証をしてくれます。
リスクを限りなく減らした仕組みが、出来上がっているわけですね。
ワランティで圧倒的なシェア
6つ目の理由は、ワランティで圧倒的なシェアを獲得していることです。
ワランティは、自動車販売店が自社で提供しているものと同社のような第三者が提供するものがあり、後者におけるワランティのマーケットシェアは全体の約10%ですが、その中でプレミアグループは約70%の圧倒的シェアNo.1となります。
第三者が提供するマーケットシェアが低いため、今後の伸びが多いに期待できます。
またワランティの費用は「一括前払い」のため、キャッシュリッチなビジネスモデルであることも、魅力的です。
まとめ:まだ含み損だけど、気長に長期投資
プレミアグループは常にキャッシュポジションが有利になる仕組みを構築し、また未回収が発生した時のために債券に保険をかけるなど、非常にビジネスが上手い会社だと感じました。
業界内での当社シェアもまだ低く、競合も少ないため、当面は企業成長が続くと思っています。
コロナで一時的な成長の鈍化はあるかもしれませんが、不況にも強い業界のため影響は限定的のはず。
現在は含み損状態ですが、保有株も現物のみなので、気長に株価が上がるのを待っていようと思います。
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