株を買ったのはいいけど、いつ売ったらいいか見極めるのが難しい。
できるだけ迷ったり、後悔せずに売る方法を知りたい。
こんな悩みにお答えします。
先日、私も保有銘柄の1つだったセキュリティ機器販売等を手掛けている№1(3562)の株を売却しました。
詳細は下記の通り。
購入価格 1,704円(購入日2020年6月30日)
売却価格 4,346.5円(購入日2020年10月22日)
売却数 100株
利益+264,250円
長期保有するためにNISA枠で購入しましたが、すごい勢いで株価が上昇したので、一旦売却することに。
思いがけず保有株の株価が上がると、嬉しい反面、売るタイミングを見極めるのって難しいですよね。
そこで今回は、
・株を売るタイミングの決め方
・私が保有株を売るタイミングを決めた方法
上記について解説していこうと思います。
株を売るタイミングの決め方
成長シナリオが崩れたら売り
購入する時に自身が描いていた、成長シナリオが崩れたら、迷わず売るべきです。
成長シナリオが崩れるとは、
・売上や利益が自分の想定ほど伸びていない・展開しているサービスの会員獲得数の伸びが思ったより鈍い(減少している)
・今後拡大すると思っていた市場規模が何らかの影響で伸びるスピードが遅くなった(市場規模が逆に縮小しそう)
具体的には上記のようなことが挙げられます。
このように、成長シナリオが崩れた時は売り時と言えます。
なぜなら買う時の根拠としていた材料が、崩れたわけなので、もはや保有する理由が無いからです。
それに損失が出るからとモタモタしていると、株価がどんどん下がり、場合によっては取り返しのつかない損失が出る可能性もあります。
一旦売却し、再検討した後に「やっぱりこの会社は今後も成長する」と判断した場合は、また買い直せばいいだけです。
売った価格より多少高く買い戻したとしても、その銘柄が中長期的な成長を続けるのであれば、若干の価格差なんて誤差の範囲内です。
また大前提として、売り時を明確にするためにも株を買う時はその会社の成長ストーリーを自分で持っておきましょう。
許容できるPERを超えたら売り
株を買う時に、予めその銘柄が許容できるPERを決めておくのも有効です。
なぜならPERは数値で明確に出すことができるので、売買の基準が明確になるからです。
また会社の成長度合いによって、許容できるPERは購入した時点から変わる可能性も十分にありますので、随時自分の中の基準は最新版に更新していくようにしてください。
私が保有株を売るタイミングを決めた方法
それでは次は私が実際に購入,売買に至った流れを説明していきます。
まずは売買のタイミングはこちら。
購入理由としては
・アレクソン買収により、今後の業績拡大、上方修正が見込める
・当時の業績見込みはアレクソン買収の数値を見込んでおらず、なおかつPER15倍程度だったので、株価が上昇の可能性が大いにあり、また下落リスクも限定的であった。
・コロナの影響でテレワーク等も拡大したため、セキュリティ機器の需要も拡大すると予想
その後チャートの通り、株価はぐんぐん上昇していきました。
この時私の中では、四季報に記載している2022年度のEPSを元に実力値は3,400円当たり(PER20倍)だと見積もっていました。
※来期は通期でアレクソン買収の業績寄与が効いてくるので、企業成長は続くと予想
その後、同社は増配の発表をして株価は大きく3,400円ラインを超えたため、売却(利益確定)を行いました。
私も売る時に全く迷いが無かったかと言われれば、嘘になります。
しかし一番大切なことは、自分の基準で売買を行うことです。
そして一番後悔するパターンは、自分の基準に従わなかった結果、大きな損をすることです。
最悪自分の基準をもとに売買すれば、最悪のパターンだけは避けられます。
過去の失敗も教訓に
今回私が事前に定めた金額で株を売り、利益を確定させたのは、過去の痛い失敗が教訓になっています。
以前アクアラインという銘柄を購入し、一時大きく上昇しましたが、その後急激に下落。
ノロノロしている内に結局最終的には損切りとなってしまいました。
この失敗の大きな要因は、予め売る基準を決めていないかったことです。
もし適正に企業を評価し、売買基準を決めていればもっと早めに売却することができたかもしれません。
必ず自分のモノサシを持とう
株式投資をする際は、かならず自分のモノサシを持つことが大事です。
なぜならモノサシが無ければ、基準が無いため、売買のタイミングを決めることができないからです。
もしそのモノサシが間違っていたとしても、失敗を糧にして勉強し、成長すればいいだけのこと。
誰かの意見を鵜呑みにしたり、任せっきりにしていては、いつまで経っても投資家として成長できず、正しい判断ができないままになってしまいます。
特に私のような個人投資家は自分が最高責任者です。
SNSや投資本等から情報を仕入れ、参考にすることは大切ですが、最後は自分で考え、決定しましょう。
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