PERが割安な小型株を買ったのに、一瞬で株価が35%下落した理由

株なんてPER的に割安な銘柄を買っておけば大丈夫なんじゃないの?

下値リスクも限定的だし。

こんな風に思っている投資家の皆さん。

PERが低いからと言って安易に手を出すと大やけどするかもですよ。

ちなみにそのソースは私です(笑)

私は今年の投資方針について「打たせずに打つ」を目標にしていました。

具体的にはPER10倍前半の小型成長株を購入し、防御に重きを置きながら、確実に金融資産を増やすという手法です。

実際に私はCRGホールディングスという人材派遣の会社を当時PER10倍程度で購入。(しかも直近の業績は増収増益傾向)。

しかし株価は半年も経たずに約35%も下がり、一瞬で大切なお金が消えていきました。

つまりPERが低いからと言って安易に手を出すと大きな損失を被るということです。

この記事では私の実体験をもとに、「なぜ安全性が高いと思いがちな低PERの銘柄でも損をしてしまうのか?」について解説していきたいと思います。

広告
レクトアングル大(広告)①

スポンサーリンク

PERが割安な小型株を買ったのに、一瞬で株価が35%下落した理由

小型株は利益が上下しやすい

今回私が損をした一つの要因は、時価総額が小さい小型株を保有していたことです。

小型株は売上や利益の規模が小さいため、一つのプラス材料、マイナス材料が業績に与えるインパクトが強く、利益が大きく上下してしまいます。

実際私が今回購入したCRGホールディングスも時価総額35億円の小型株です。(2019年6月現在)

開催したイベントの失敗で特別損失が発生してしまったことから、利益が当初見込みより大きく低下し、失望売りを招いてしまいました。

小型株は、PERの上下も激しい

小型株は何か一つの好材料、または悪材料でPERも大きく上下します。

なぜならPER「一株当たりの株価÷一株当たり利益」で算出されるからです。

利益が当初見込んでいたものより減少しまうと、上記の式より当然PERも上昇してしまいます(分母が減るため)。

文字だけだと分かりづらいので、実数を当てはめてご説明します。

下記のA,B両社がともに、イベント失敗による損失で当初見込んでいたより5万円利益が減ったとします。

規模が大きい会社A

・時価総額                1,000万円

・発行済株式数         1万株

・当初見込利益         100万円

・修正利益                100万-5万円=95万円

当初見込PER            =1,000円(1株当たり株価)÷100円(1株当たり利益)=10倍

修正PER                   =1,000円(1株当たり株価)÷95円(1株当たり利益)=10.53倍

規模が小さい会社B

・時価総額                500万円

・発行済株式数         1万株

・当初見込利益         50万円

・修正利益                50万-5万円=45万円

当初見込PER            =500円(一株当たり株価)÷50円(1株当たり利益)=10倍

修正PER                   =500円(一株当たり株価)÷45円(1株当たり利益)=11.11倍

上記のように、元々のPERも減少した利益の額も同じなのに、規模が小さいB会社の方がPERの上昇幅が大きくなっています

規模の大きい大型株であれば、様々な事業を手掛けている場合が多いので、一つの事業で損失を出しても他の事業で補うことも可能ですが、小型株の場合はそう簡単にはいきません。

現時点でいくらPERが低くても、見込んでいた利益が減少してしまうと、PERがあっという間に上昇し、いつの間にか割高株になってしまう可能性があります。

小型株は悪材料が発生した場合、損切りしたくてもできない可能性が高い

小型株は何か株価下落の悪い事象が発生した場合、売りたくても売ることができないリスクが高いです。

なぜかというと、小型株は売買の量(出来高)が少ない銘柄が多く、一度にたくさん株を売買することができないからです。

これを「流動性のリスク」と言います。

株は買いたい人と売りたい人がいて初めて売買が成立します。

つまり自分がいくら売りたいと思っても、買いたいと思う人がいなければ売ることはできないんです。

実際に私が大損したCRGホールディングスも、初日は一瞬でストップ安になり、株価が下がるのを指をくわえて見ていることしかできませんでした。

やっと株価が落ち着いたのは次の日のことです。

小型株は、良いサプライズが発表されたときには大きく株価が跳ね上がるというメリットがある一方、悪材料が発表されたときは果てしなく値が下がるというリスクも潜んでいます。

PERの悪化によって株価が下がった時は、要因を分析しよう

一時的な利益の低下の場合は、安易に損切りするべきではない

あくまで一時的な損失によるPERの上昇であり、次の期以降は業績が持ち直す可能性が高い場合、安易に損切りをするべきではありません。

業績の回復によって再び利益が増加してくれば、PERが低下し、株価も上昇してくる可能性が高いからです。

本業は好調にもかかわらず一過性の特別損失によって利益が減少したのであれば、敢えて損切りはせずに、大きく株価が下落したタイミングで買い増しを行うのも一つの手です。

誰もが悲観するような暴落時は、時として最大の買い時にもなり得ます。

実際に私も大きく下落したCRGホールディングスを買い増しを行いました。

今回利益面が減少したのは、イベント失敗による一時的な損失だったからです。※決算短信の資料が本当であれば

売上高も前年比+10%で推移していたので本業は順調であり、来期業績は持ち直すと予測しました。

利益減少 ⇒ PER上昇 ⇒ 株価下落

このサイクルに突入したときは、

  • 会社としての成長が止まったのか
  • それとも一過性の特別損失なのか

この辺りの要因を分析し、適切な対応を行うべきです。

PERが低い理由を調査しよう

PERが引く株を買う時は、事前に「なぜ低いのか」という理由を調査するべきです。

なぜならPERが低いのには、必ず理由があるからです。

例えば業種でもPERは違います。

実際に見ていただければわかりますが、全体的に不動産業の株はPERが低く、小売サービス業はそれよりも高いです。

なので不動産株と小売株を比較して、不動産株のPERが低かったとしても、その銘柄が割安とはならないわけです。

もしかしたらその銘柄は、不動産株の中ではPERが高く割高なのかもしれません。

株を買う前は必ず同じ業種の銘柄と比較して、高いか低いかを判断しましょう。

具体的な項目として、

  • みんなに魅力が気付かれていないのか
  • 成長が止まっているのか
  • 業種的に低い会社なのか

この辺りを判断してから判断してから買うべきです。

PERが低い理由がであれば①であれば買いですが、②、③であれば買うのを控えるべきかもしれません。

大事なお金で投資をするわけですから、できるだけ損失は減らしたいですよね。

今回思いっきり損している私が言っても説得力がないかもしれませんが、PERの低さに魅力を感じて株を買う前には、「なぜ低いのか?」ということを一度考えることをオススメします。

よろしければこちらも読んでみてください

広告
レクトアングル大(広告)①

スポンサーリンク

★気に入ったらシェアをお願いします★

フォローする

広告
レクトアングル大(広告)①

スポンサーリンク